ATOMOS㈱ より 記録メディアのトラブルをできるだけ避けるために

2016.12.22 プレスリリース
ATOMOS株式会社からのお知らせです。 ATOMOSレコーダーでの収録時のトラブル、もしくは収録後に記録メディアから読み出せなくなるトラブルなど、記録媒体にまつわるトラブルは頭の痛い問題です。できる限りリスクを減らす為にも、下記の点についてご注意下さい。 ○ATOMOSレコーダー本体でフォーマットしてから記録してください これは、ATOMOSレコーダーに限らず、カメラ等でも同様かと思います。ATOMOSレコーダーはExFAT形式を採用しているので、PC/MacでもExFATでフォーマットは可能なのですが、メーカーのテストは本体でフォーマットした記録メディアのみを使用してます。また、フォーマット後抜き差しせずに記録を開始できる点でもトラブルを避けることができます。 ○抜き差しは一呼吸置いてから レコーダー側の記録が終了してからすぐ抜いてしまうと、書き込み動作が終了していないのに切断してしまう可能性があります。(書き込みメディア側が書き込み終了コマンドを送っても、内部的には書き込み動作を継続している場合があります)また、PC/Macで接続している際もソフト的に切断してから外して下さい。 *PC→タスクトレイのUSBコネクタをクリックして”取り出し” *Mac→Finder上のEjectアイコンをクリック ○PC/Macに接続して、個別のファイルを削除して使うのは避けて下さい 「このファイルは失敗だから、削除して再度使いたい」という気持ちは良く分かりますが、PC/Macでの削除は本当に削除されていない(ゴミ箱に残っている等)可能性があったり、FAT領域に負荷をかけることになります。あくまでも本体でフォーマットして全削除してから記録を開始してください。 ○大量のファイルを書き込まないで下さい ATOMOSレコーダーで、数秒のクリップを大量に(目安として500以上)記録したり、PC/Macに接続して他の用途で使用して、細かいファイルを大量に記録したりすると、FAT領域(ファイルシステム)が壊れることがあるようです。(具体的には「メディアをフォーマットしてください」と出てきて何も読み書きできなくなる)ExFATはPC/Macの両方で読み書きできる便利な形式ですが、古くは1MBのフロッピーディスクのフォーマットで使われてた形式で、アドレス空間を拡張するだけで大容量に対応してきたため、エラーにはとても弱い形式です。テラバイトに近い大容量の記録媒体を使うと、便利なため、ついつい色々ファイルを追加記録したくなりますが、1000に近いファイルを記録すると、クラスタ数の制限に当たる可能性もあり、ファイルシステムを破壊する危険が増大します。特に収録後、直接PC/Macに刺してそのまま編集を開始する際には充分注意して下さい。 もちろん、記録媒体の扱いだけでなく、大切な収録時はバックアップ収録をする(カメラ記録とATOMOSレコーダーの同時記録など)、カメラそのものを複数用意して不意の事態に備える。収録後は速やかにバックアップコピーを行なう。(即時性の高いお仕事の場合は、難しいですが…)等々、ワークフロー全体でトラブルに備える体制を整えることも大切です。 SSDが普及したため、HDDの頃に比べると比較的、記録媒体のハード的な不具合は減少した感はありますが、SSDやSDカードのフラッシュメモリーも「突然死」することがあります。HDDの様に異音がしたり、リトライによる動作が遅くなったりするような兆しが無いため、予測は難しいです。常にリスクがあることをご理解下さい。 ATOMOS株式会社では、記録メディアのトラブルによるデータロストに対応することができません。ATOMOS社製品もそうですが、どんな収録機器、記録媒体も「完璧」はありませんので、記録媒体の特性を理解の上、ご利用頂きますようお願い致します。