[注目製品] ロードマイクロフォンズ USBマイクシリーズ - 手軽に自宅で音楽制作 -

2021.06.04
トピックス


屋内で過ごす時間が例年より増え、自宅での音楽制作を始める方も多いと思います。
今回は、ロードマイクロフォンズのホームページにも掲載されている、「手軽に自宅で音楽制作 ~USBマイクの活用方法~」をご紹介します。

◆ 手軽に自宅で音楽制作 ~USBマイクの活用方法~


「自宅で音楽制作をはじめてみたいけれど、何を揃えたら良いかわからない」「手軽に高音質な録音をしたい」…...そんな時、まずはパソコンに接続するだけで録音を始めることができる、USBマイクを試してみてはいかがでしょうか。
「USBマイク」はその名の通り、USB端子でパソコンなどへ接続できるマイクです。このタイプのマイクを使用する大きなメリットは、外付けのオーディオインターフェースなどを用意する必要がなく、USBマイクとパソコンだけで簡易な宅録環境が整う点です。USBマイクを使用すれば、自宅での音楽制作も簡単に行うことができます。また、音楽制作だけでなく、オンラインミーティングなどでよりクリアな音声を伝えたいときにも重宝します。
USBマイク、コンピュータ(DAW)、そして音楽制作の基本知識があれば、SNSでのパフォーマンスやオーディションへの申し込みなど、さまざまな目的に合わせて作品を制作することができます。
ここでは、USBマイクのセットアップ方法、録音環境やマイキングなど、USBマイクの基本をおさらいしたいと思います。

USBマイクの選定

ロードマイクロフォンズのUSBマイクは、どれもADコンバーター、音声処理ともに良質な仕上がりになるよう設計されています。さまざまなレコーディングアプリケーションに使用でき、手軽にスタジオクオリティのサウンドを実現します。
また、マイク本体に3.5mm ヘッドフォン端子を備えているため、収録をしながら音声のモニタリングが可能です。マイクアームやミニ三脚への取り付けなど、スタイルに合わせてマイクの固定方法も選ぶことができます。
まずは、それぞれのマイクの特徴を紹介していきますので、目的・スタイルに合わせて最適なマイクをお選びください。

■ NT-USB ミニ         ¥18,150(税込)


NT-USBミニは、NT-USBと同じサイドアドレス型コンデンサーマイクです。
室内の雑音や騒音を低減するよう最適化された単一指向性のカーディオイドポーラパターンと、幅広いアプリケーション、驚くほどきれいに聞こえる滑らかな周波数特性を持っています。
NT-USBよりもコンパクトで、内蔵型ポップフィルターを搭載しています。また、マイク本体をマグネット式のデスクトップスタンドから取り外し、スタジオ用マイクブームなどに取り付けられます。一体型の360度スイングマウントにより、スムーズにマイクのポジショニングを調節できます。
フロントのノブでヘッドフォンのボリュームを調節でき、ノブを1回押すと、遅延なく自分の声を確認できるゼロレイテンシーモニタリングモード(zero-latency monitoring mode)になります。コンパクトながらも、さまざまな機能が詰まったUSBマイクです。

【スペック】
■形式:コンデンサー
■ポーラパターン:カーディオイド
■周波数特性:20Hz-20kHz
■出力コネクタ:USB-C、3.5mm ヘッドフォンアウト
■サイズ:H14.2 × W5.5 × D8.9cm
■重量:585g
■同梱物:USB-C トゥ A ケーブル× 1、3/8 インチトゥ 5/8 インチネジアダプター

詳しくはこちら

■ NT-USB         ¥30,800(税込)


NT-USBは取り外し可能なポップフィルターとトライポッドスタンドを装備した、サイドアドレス型コンデンサーマイクです。
ポップノイズを低減する専用ポップフィルターは、使用中の湿気からマイクカプセルを守る役割も果たします。付属のリングマウントには3/8インチネジ穴が空いているので、トライポッドスタンドや市販のマイクブームなどにマイクを取り付けることができます。
マイク本体にはヘッドフォン出力レベルを調節するヘッドフォンボリュームコントロールと、パソコンからの音声とマイク入力をミックスできるミックスバランスコントロールの2種類のノブが付いています。接続したパソコンからの再生を受けて、録音するマイクの音声とミックスした音をモニタリングができるので、ミュージックトラックを再生しながらのボーカルレコーディングにも適しています。

【スペック】
■形式:コンデンサー
■ポーラパターン:カーディオイド
■周波数特性:20Hz-20kHz
■ダイナミックレンジ:96dB
■出力コネクタ:USB-B、3.5mm ヘッドフォンアウト
■サイズ:H18.4 × W6.2 × D5cm
■重量:520g
■同梱物:USBケーブル 6m、ジップケース、ポップフィルター、トライポッドスタンド、リングマウント

詳しくはこちら

■ ポッドキャスター         ¥42,900(税込)


ポッドキャスターはエンドアドレス型ダイナミックマイクで、ボーカル録りや大きな音の録音に最適です。
内蔵ポップフィルターを搭載し、ポップノイズなどの雑音を低減します。
NT-USBやNT-USBミニのようにトライポッドやベースマウントは同梱されていないため、同梱のリングマウントを使用して、別売りのスタジオアームやマイクスタンドに取り付けて使用してください。
マイクのヘッドフォン端子よリ遅延なく自分の声をモニタリングでき、ヘッドフォンボリュームもマイク本体から簡単に調節できます。

【スペック】
■形式:ダイナミック
■ポーラパターン:カーディオイド
■周波数特性:40Hz-14kHz
■S/N比:78dB (IEC651)
■サイズ:H21.5 × W5.6 × D5.2cm
■重量:655g
■同梱物:RM2、USB ケーブル 3m

詳しくはこちら

■ ビデオマイクNTG         ¥45,100(税込)


ビデオマイクNTGはオンカメラショットガンマイクで、他のUSBマイクとは異なる機能を多く備えています。
USB端子だけでなく3.5mmTRS/TRRS端子を搭載しているので、直接、カメラやコンピュータに接続できます。
さまざまな撮影スタイルを求めている映像作家やミュージシャンにお勧めしたい、汎用性の高いマイクです。

【スペック】
■形式:エレクトレットコンデンサー
■ポーラパターン:スーパーカーディオイド
■周波数特性:20Hz-20kHz(可変ハイパスフィルター @75Hz/150Hz)
■ダイナミックレンジ:105dB(IEC651)
■S/N比:79dBA
■サイズ:H17.1 × ∅2.2cm(マイク本体)
■重量:94g
■同梱物:SM7-R、ウインドシールド、SC10、USB ケーブル

詳しくはこちら

USBマイクのセットアップ

ロードマイクロフォンズのUSBマイクは、セットアップから使用方法までとても簡単です。
XLR接続のマイクで必要となるオーディオインターフェースは不要で、付属のケーブルをコンピュータのUSB端子に差し込むだけで使用できる便利なマイクです。また、USBクラスコンプライアント対応なので、特別なドライバーやソフトウェアを用意する必要はありません(※ロードマイクロフォンズのUSBマイクは、外部マイクを認識するソフトウェアに対応しています)。
USBマイクをコンピュータに接続し、コンピュータ側のオーディオ設定で出入力デバイスの設定を行ってください。正しく出入力設定がされていれば、マイクに音を入れた際にレベルメーターが動きます。マイクで収音された音がコンピュータに取り込まれているかを確認してください。お使いのソフトウェア上でも、出入力デバイスの設定を忘れずに行ってください。
ロードマイクロフォンズのすべてのUSBマイクには、高品質ヘッドフォンアンプが搭載されているため、モニタリングや編集の際にはコンピュータ内蔵のスピーカーからではなく、ヘッドフォンの使用をお勧めします。

録音環境を整える

自宅に防音スタジオを完備するのは簡単なことではないため、ここでは高音質な録音を可能にするちょっとしたコツを紹介します。
録音時の周辺環境は思っている以上に「音」に影響を及ぼします。特に音楽制作において、周辺環境の確認はとても重要です。一つ一つを丁寧に確認し、周辺環境がレコーディングに悪影響を及ぼさないように、細心の注意を払ってください。
まず、コンクリートの壁や硬い床、高い天井などは反響音の原因となります。そのような部屋で録音をすると、音声データにノイズが乗ってしまいますので、寝室や書斎などなるべく狭くて反響音の少ない空間で収録を行ってください。カーペットやラグ、本棚、カーテンなどの柔らかい素材の物があると、反響音を軽減させることができるので、音質に温かみが増し、よりはっきりとした音を収録することができます。
また、外部からの車の音や、エアコン、その他環境要因のノイズ対策として、窓を閉める事も忘れないでください。
上記のような対策が難しい場合は、簡易的なリフレクションフィルターの設置も選択肢の一つです。

マイキングについて

収録時のマイキングは、とても重要なポイントです。
一般的に、マイクは音源との距離が近い方が良いとされていますが、録音対象や使用マイクにもよるりますので、まずはさまざまな距離で試し、適切なポジションを見つけてみてください。
音声収録の場合、マイクから約20cmの距離が理想的と言われています。ただ、ソフトな声の場合はそれよりも近い距離で、逆に大きな声の場合はマイクから離れると適正なレベルで録音することができます。
また、アコースティックギターの録音の場合は、マイクを少し離した距離に設置します。ギターに限らず楽器録音の際には、対象の楽器の中央にマイクを向けます。それにより、バランスの取れた音で録音することができます。もちろん、マイクの向きを変えてさまざまなポジションで録音を試してみると、また違った音をお楽しみいただけます。
エレキギターの場合は、アンプスピーカー中央部分から約10cmの距離にマイクを設置しておくと、クリアな音で録音できる傾向にあります。



いいかがでしたでしょうか?
自宅での音楽制作は、常にトライ&エラーの連続かもしれません。USBマイクを使用する場合は、これらのコツを参考にしてみてください。
Good luck and happy recording!


■関連動画

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=b5xDaGu9RKY&w=560&h=315]