【カメラマンまるの撮影サポートアイテム&テクニック】Vol.4 水で膨らむ擬似雪【スノーインセカンズ】&【フレキシブル白樺ベース(大)】

2019.11.13
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こんにちは。カメラマンまるです。

雪シリーズ②です。

雪シリーズ①【パウダースノー】の記事はこちら↓
えっ、雪の撮影ってスタジオ内で出来るの?…出来るんです、そう、パウダースノーならね。【パウダースノー】

前回のパウダースノーの記事でも力説していたように、
安定していて安全、軽くて扱いやすい質感も良い。

という条件を撮影時にクリアしていると、余計な無駄がガクッと減るため 撮影が非常にスムーズになり、より必要な事に集中出来るようになる、大事な要素です。

今回のスノーインセカンズも、パウダースノーに負けず劣らず、
上記をいとも簡単にクリアしている、大変優れた商品です。

どちらも雪なのですが、パウダースノーとスノーインセカンズがどう違うかというと、

【パウダースノー】 
→ 氷の粒が混じったような質感でキラキラしていて、演出性が高い

【スノーインセカンズ】
→ 素材が吸水ポリマーで加水して作るので、よりリアル度が高い
水加減でサラサラ雪からみぞれまで、様々な質感の雪が作れる

という大まかな特徴と違いがあり、
撮影のイメージなどに合わせて選ぶことができます。

パウダースノーを使った写真とスノーインセカンズを使った写真の比較は
当記事の最後に掲載するので、まずはスノーインセカンズの使用方法と特徴を
使用例写真を交えながら紹介していきます。

目次

>> スノーインセカンズの製品紹介と作り方
>> スノーインセカンズの使用例写真と白樺の製品紹介
>> 今回のライティング・セッティング
>> パウダースノーとスノーインセカンズの写り方比較


>>スノーインセカンズの製品紹介と作り方


スノーインセコンズは、吸水ポリマーで出来ています。
と言ってもあまりピンとこないかもしれませんが、
水を吸って大きくなる素材です。
紙オムツの中身と同じ素材らしいです。

当製品1袋(約100g入)に1Lの水を加えると、約11Lのリアルな雪が出来ます。
100gが11L。何倍かわからないけどものすごく多くなります。しゅごい。
撮影で沢山の雪を使いたい時、使用直前までかさばらずに持ち運びが出来る…しゅごい。
家やスタジオにストックする際も、あまり収納スペースをとらない。しゅごい。

作り方は簡単。
スノーインセコンズの素に、水を加えて混ぜるだけ☆

↓☆作り方動画☆↓

このような感じで、水を加えて混ぜていきます。
この動画では加える水が少なめだった為、サラサラ雪が出来ました。

と、↑の動画のように素手で混ぜてしまうと、
雪が結構くっついて大変です☆

ゴム手袋やスプーン等で混ぜるか、
銀一さんのyoutubeに載っている作り方動画のように
深い容器に入れたスノーインセカンズに水を加え、
容器をくるくる回して混ぜると手につきません。さすがです。

さらに水分を多めに足すと、みぞれのような質感になります。



>>スノーインセカンズの使用例写真と白樺の製品紹介

こちらはスノーインセカンズを使用した商品撮影。

銀一スタジオショップでも取り扱っている、

【フレキシブル白樺ベース(大)】を使用しています。 雪と白樺って、相性いい。かわいい。

【フレキシブル白樺ベース(大)】は、このような形状で販売しています。

裏面にこのようにワイヤーがついているので、

こんな感じで曲げて使うことができます。

曲げ具合やアレンジの仕方次第でいろいろなアレンジメントが可能なので、
撮影だけでなく、ハンドメイド雑貨やインテリア好きの方にもおすすめできます☆
こういう物のアレンジが得意な方に何かを作ってもらって
撮影小道具にする事もできるかもしれませんねっ☆




スノーインセカンズは水分を含んでおり少しモッタリしているので、
このように葉っぱに積もる雪、のようなシーンでも使えます。
サラサラ過ぎたり軽すぎる擬似雪は飛び散りやすく部分的箇所に積もらせづらいので
不安定なところや狭い範囲(窓のサッシなど)に積もらせるのであれば、
スノーインセカンズが最適です。

ちなみにこの葉っぱもスタジオショップに売っています。







と、スノーインセカンズといえば、足跡などの“跡”がきれいにつくという事で。

いい感じですね☆




>>今回のライティング・セッティング

それでは今回のライティング・セッティングをご紹介します。
白樺の商品撮影も、葉っぱも、人形の雪の跡の写真も、全て同じライティングです。

全体はこんな感じ。




ライティングは定常光のソフトボックス1灯、半逆光。とってもシンプル。

メインライトの反対側からレフでおこします。





被写体のセッティング。

葉っぱはこんな感じで固定していました。
雪の下には、パウダースノーの時も登場したスノーマットを敷いています。




>>パウダースノーとスノーインセカンズの写り方比較

パウダースノーとスノーインセカンズを使った写真をそれぞれ並べて見てみましょう。

こうして並べると、質感が違うことがよくわかります。

パウダースノーは、氷の粒が混じったようなキラキラ感があり、演出性が高いです。
スノーインセカンズは、加える水の量にもよりますが、サラサラ雪(〜みぞれ) のような質感に写ります。

パウダースノーは、この演出性の高いキラキラ感から、
撮影だけでなくショーウインドウなどにも使われる事があるそうです。

他にも雪系の商品は各種揃っているので、
目的やイメージによって、最適なものをお選び頂けます。
わからない事があれば、ショップスタッフさんにお気軽に質問してみてください☆

《使用機材》
カメラボディ Canon EOS kiss M
カメラレンズ Canon EF-M15-45mm IS STM

照明 LiveStudio LS-150

スノーインセカンズ、スノーマット、フレキシブル白樺ベース(大)

《関連商品 参照ページ》

スノーインセカンズ https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=2647
スノーマット https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=2644
フレキシブル白樺ベース(大) https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=91056
ソフトコノデヒバ グリーン https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=91058
スキャタースノー(降らせる雪) https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=2656
スノースプレーすりこみくん https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=2645

《店舗情報》
銀一スタジオショップ
東京都中央区月島1-14-9
TEL:03-5548-5131 FAX:03-5548-5135
http://www.studioshop.jp/